ピーリング

ピーリングについて

当院のピーリングは、①サリチル酸マクロゴール、②マッサージピール(PRX-T33)を用いた2種類の方法があります。

①のサリチル酸マクロゴールは、皮膚表面の古くなった角質を剥離し、皮膚の新陳代謝を促進させ、適応症の改善をはかる治療です。

②のマッサージピールは、TCA(トリクロロ酢酸)、低濃度過酸化水素、コウジ酸を用いており、繊維芽細胞を活性化させ、コラーゲンを増やすことが期待されます。

①および②は同日施術はできません。

にきびでお困りの方は①を、肌のハリ感を求めている方は②が適しております。

継続的な治療をする必要があり、最短で2週間、その後も維持療法として1か月に1回を目安とし、計5回以上の治療をお薦めしております。

一般的に施術当日からお化粧ができる低侵襲の治療ですが、すべての方に同一の効果が表れるわけではありません。

サリチル酸ピーリングについて

適応症:にきび、にきび跡(浅いもの)、毛穴の開き、くすみ、薄いシミ

サリチル酸マクロゴールを用いて皮膚表面の古くなった角質を剥離し、皮膚の新陳代謝を促進させ、上記適応症の改善をはかる治療です。

継続的な治療をする必要があり、にきびの方は最短で2週間、その他の方は1か月に1回を目安とし、計5回以上の治療をお薦めしております。

一般的に施術当日からお化粧ができる低侵襲の治療ですが、すべての方に同一の効果が表れるわけではありません。

禁忌および要注意事項について

下記の方は治療ができません。

日光過敏症の方/重度のアトピー体質の方/アスピリン喘息のある方/ヘルペスなどの感染症のある方/日焼けしている方/ケガや手術後まもない方/糖尿病がある方/免疫抑制治療を受けている方/妊娠中の方/精神疾患がある方

※トレチノインは1週間前、ハイドロキノンは3日前から塗布を中止して下さい。反応が強くなり、赤みが強く出る場合があります。施術後は肌状態にもよりますが、同様の期間、塗布を控えて下さい。

副作用・注意事項について

  1. 治療回数、効果には個人差があります。完治を保証する治療ではありません。
  2. 治療後は角層が剥離されるため、皮膚ムケ、赤み等が数日残る場合があります。
  3. 治療後は紫外線の影響を受け易い状態になります。日焼けには御注意下さい。
  4. 一時的にシミが濃く見えたりする場合があります。
  5. 紅斑、腫脹、熱感、色調が濃くなる、にきびの悪化などの症状は、状態にもよりますが、一過性のものとしてまれに発生します。発症した場合は医師の指導に従って下さい。

マッサージピールについて(PRX-T33)

適応症:肌の肌理(きめ)、くすみ、毛穴、肌のはりの改善を目的とする方

マッサージピール(PRX-T33)は、TCA(トリクロロ酢酸)、低濃度過酸化水素、コウジ酸が配合された製剤です。

TCAが真皮へ浸透し、線維芽細胞を活性化させることにより、コラーゲンが増生され、肌にハリや弾力をもたらします。また、コウジ酸のメラニン生成抑制作用により、シミやくすみの改善が期待できます。

過酸化水素の働きにより、皮膚表面のピーリング作用が抑えられ、刺激感が少なく、赤みや皮膚ムケが起こり難い製剤です。

2-4週おきに5回の治療が1クールの目安です。その後は、1か月ほど肌を休ませた後、メンテナンスとして1-2か月に1回の治療をお勧めします。

施術を受けられない方

下記に該当する方は、安全性の観点から治療を受けられません。

配合成分に対する過敏症/アルコール過敏症/妊娠中および授乳中/重度の敏感肌、強い炎症(アトピーやかぶれなど)のある方/脂漏性皮膚炎の部位/ヘルペス治療中/日光過敏症の方/精神科通院中の方

副作用・注意事項について

  1. 赤みの出現、薄皮が剥けることがあります。
  2. 皮下気泡(稗粒腫のような白い点)が出現することがあります。症状は1時間ほどで改善しますが、薄皮が剥けることがあります。
  3. ピーリング後の肌は敏感なため、紫外線予防(UVケア)、保湿ケアを行う必要があります。*保湿は、スキンケアの一環として入念に行って下さい。
  4. かさぶたの出現。かさぶたができた場合は、落屑するまで剥がさないで下さい。無理に剥がすと、色素沈着や瘢痕の原因になることがあります。
  5. 刺激に弱い目の周り(特に目尻)、小鼻、ほうれい線付近、口周り(特に口角)、傷のある部分は、肌の状態により治療を避ける場合があります。
  6. トレチノインや過酸化ベンゾイルを使用されている方は、治療前後2週間の使用を控える必要があります。
  7. 治療効果には個人差があります。

※お肌に以上がなければ、治療当日より洗顔やメイクが可能ですが、こすらないようにして下さい。

料金表